生活の様子

児童自立支援施設における「児童の生活」 

 入所対象は18未満の児童です。 

 入所した児童は、家庭的雰囲気の寮舎で、保護者に変わる専任職員(夫婦制、交替制)と、寝食を共にしながら生活します。児童は集団生活の中で自律的・協調的な気風を身につけていきます。毎日それぞれが責任を果たし、規則正しい生活を送りながら、互いに気遣う温かな人間関係を学びます。日々の寮舎の清掃はもちろんのこと、住居環境の整備もできるだけ自分たちの手で行っています。花壇づくり、除草作業、農耕作業などを組み入れている施設もあります。 

 小学生・中学生は、日中は施設内にある学校(本校、分校、分教室)に通学し、義務教育を受けます。その他寮における学習時間が設けられ、基礎学力の習得に努めています。分からないままにするのではなく、分からないところをできるようにすると、自分に自信が持てるようになり、少しずつ学力が身についていきます。生活に最低限必要な学力や社会的常識を身につけることはとても大切なことです。 

 身体の健康を維持し社会性を養うためのクラブ活動も盛んに行われています。野球、サッカー、剣道、バレーボール、卓球、陸上競技、茶道・華道、和太鼓、器楽演奏など各施設の特徴あるクラブ活動が設けられています。クラブ活動は、地元中体連に加盟して試合が行われるほか、施設協議会地区ブロックごとの大会が開催されるなど、スポーツマンシップに則り、ルールに従って正々堂々と戦うことを通し、心身の鍛錬を行うとともに、施設同士がお互いの交流を深めていきます。 

 一日の終りは「反省会(終りの集い)」などが開かれます。その日の活動の振り返りのため日記指導が行われています。よくできて誉められたことや注意を受けたこと、あるいは仲間と上手に意思疎通が図れたことや躓いたことなどを振り返り、翌日の生活目標へと繋げていくようにします。 

 中学校卒業児童(高齢児童寮)は、外部の一般高校(定時制含む)へ通ったり、施設内の高等部(日中活動)に通っています。高等部の児童は、1年遅れて高校受験を希望する児童や就職を希望する児童がいます。就職希望の児童は、社会人としての基本的態度・マナーを身に付けるところから始め、徐々に一般企業等での実習や働く体験を通して自活訓練、自立訓練等を積み重ね、退所へむけた準備を進めていきます。 

 施設においても、学校においても、四季折々のいろいろな行事が年間を通して計画されています。児童がさまざまな体験を通して社会性を身につける貴重な機会となっています。施設単位・寮単位での行事(外出やキャンプ)が企画され、一緒にスポーツや作業で汗を流し、職員と児童との信頼関係を築くことを目指しています。職員と児童が共に生活し育ちあう、「共生共育(きょうせいきょういく)」が基本理念です。

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